最近、信頼の積み重ねに集中してきたおかげか、だいたい40%以上の利益率を確保できるようになってきました。
で、こういう出品をしていると、ちょっと「困ったお客さん」が出てきます。いわゆる「値下げ交渉してくるお客様」です。
もちろん、値下げ交渉といっても色々あります。
例えば、競合セラーの価格を提示して、「10個買いたいから、ちょっとだけでも値下げしてもらえないか?」と聞いてくるお客様。これはかなりまっとうな部類です。困ったお客様になると、たった1個しか買わないのに、「原価かよ!」ってくらいの値段で買い叩こうとしてきます。
実際僕が経験した例だと、1個140ドルの商品を、「買ってほしいなら30ドルまで値下げしろ!」と、一週間もの間何度もしつこくメッセージを送ってきたお客様がいました(笑)
今回、こうしたお客様の実例を挙げながら、「値下げ」があなたのお店にどんな影響化を与えるのかをお話しました。早速以下のリンクからお聴き下さい。
【Podcast「日々是輸出」 第36回】
信頼を積み重ねたいなら、値下げ対応は慎重に!
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「値下げ交渉」への対応は、基本「スルー」でOK!
さて、こうした「値下げ交渉」に対してあなたはどう対処すればいいのか?
結論からズバッと言ってしまうと、無在庫出品をしている場合でしたら、価格設定の参考程度に捉えておいて、値下げ要求自体は「スルー」でOKです。
「信頼」を掲げる僕が言うにはいささか過激に思われるかもしれません。ですが、無在庫出品の場合で言えば、一定の利益すら確保できない値段にまで値下げする必要なんてどこにもありません。
※有在庫出品の場合、「在庫処分」という側面があるので、値下げに応じるのもありです。
値下げ交渉が来たら、「信頼」されてる証拠。
意外に思われるかもしれませんが、こうした「値下げ交渉」が来るってことは、「このお店はちゃんと、しかも早く商品を届けてくれる」という信頼がある証です。
国内物販と違い、海外物販においては、我々ショップ側だけでなく、購入者側も「ちゃんと商品届くんだろうか?」「偽物とか送ってこないだろうか?」と不安に思っています。
例えば、Positive Feedbackが80%内お店とか。そもそもFeedback数がゼロのお店とか。本当に怪しいお店だったら、いくら最安でもそこで買おうともしませんよね?
なので、もしあなたのお店に値下げ交渉が来たら、まずは「自分の店って信頼されてるんだな」と自信を持ってください。その上で、値下げについては、
・無在庫出品なら、基本は「スルー」で
・有在庫出品なら、コストや売れやすさと相談で!
など、どちらにしてもなるべく時間をかけずに対処していきましょう。
※注意※
amazonの場合、「スルー」と言っても
単にメッセージを放置してるとペナルティになります(汗)これを回避するために、
「Mark as no response needed (optional)」
にチェックを入れて「Submit」することをお忘れなく!
最後に。「信頼は安売りでは得られない」
最後に、今回はあなたの脳みそに是非とも刻み込んで置いて欲しい言葉があります。それは、「信頼は安売りじゃ買えない。」ということ。
というのも、僕のお店に頂いたFeedbackの中で、「安かった!」という文言は1つも頂いたことがないんです。
これは、最近のレビューだけじゃないです。実は、信頼を積み重ねる手法に至る前、テストの一環で、赤字覚悟で販売してたことがあります。その時でさえ、「安く買えた」なんてレビューはもらったことありません。
これまで僕は、メルマがを中心に、僕の実例を通じて何度も「信頼の積み重ねが高い利益を生むこと」を
お伝えしてきました。ですが、それはあくまで「お客様がちょっとでも喜ぶことをしたから」であって、値下げの結果によるものではありません。
「値下げで、お客様の信頼を得られることはない」このことを強く肝に銘じて置いて下さい。
大量仕入れ大量発送を行う大手のショップならいざしらず、我々のような「小さい規模のショップ」からすれば、価格を下げることで得られるメリットは本当に少ないです。ただただ、「その場の売上がもらえるだけ」だと思って下さい。
また、音声の補足なりますが、安易な値下げは、これまで買ってくださったお客様の信用も損ないます。
以前、僕はこれで、以前買ってくださったお客様達から大量のクレームが届いたことがあります。このあたりについてのお話はメルマがで行う予定です。
というわけで、値下げについては、無在庫出品はもちろんですが、有在庫出品においても、本当に慎重に行ってくださいね。